世界名作劇場 メモリアル音楽館 ペリーヌ物語
お母さんがペリーヌ大好きなので、プレゼントしたんですが
とっても喜んでました。
私も聞きましたが、とてもよかった。
小さな頃の思い出のアニメです。
二枚組で全部で100曲くらい入っててびびった。(笑)
聞きごたえありました。
ペリーヌ物語 Vol.1 [DVD]
世界名作劇場シリーズの中では「起承転結」がしっかりしている作品。
ドラマティックな展開はもちろんのこと、ストーリーが完結しているのにも関わらず、その後の話が4話もあります。
その後の話が4話も存在するのは世界名作劇場史上、この作品だけです。
また、ボスニアヘルツェゴビナという日本とはあまり交流のない国からのスタートで、クロアチア、イタリア、フランスといった諸国を回っています。
原作よりも全ての面でこのアニメのほうが上回っています。
特にバロンの存在はペリーヌにとって大きな存在になっています。
また、商売(写真屋)をしながらの旅というのも世界名作劇場としては珍しい部類に入ります。
実はこの作品で出てくるある建物が世界名作劇場の「ロミオの青い空」にも登場していたりします。(笑)
ペリーヌ物語 ファミリーセレクションDVDボックス
世界名作劇場の中ではあまり知られていないお話ですが、私はペリーヌ物語こそ一番の名作だと思います。絵は素朴で派手さはありませんが、毎回健気に頑張るペリーヌに励まされます。 ペリーヌのお母さんが亡くなる直前に残した言葉は、私にとっても大きな影響を与えてくれました。 このDVDのセットがでて、とても嬉しいです。
家なき娘〈上〉 (偕成社文庫)
今30代の方には世界名作劇場「ペリーヌ物語」(1978年放映)の原作といったらいいのかな。
父親の望まぬ結婚をした息子は苦労の末、連れ合いと娘を残して亡くなる。母娘は父親の実家があるフランスへ向かうのですが、その途次で母親も逝き、残された孤児の娘は・・・。ってだけで、おお、どこかで読んだような設定なのですが、ま、そんなのが19世紀末から20世紀初めに多かったってことです。そーゆー過酷な運命にいる子どものピュア性。逆に言えば100年前でも子どものピュア性をリアルに物語として描くには、そーゆー過酷さが必要だったわけですね。
そんな中で、この物語の面白さは、大金持ちのおじいさまのところにまでたどり着きながら、ペリーヌは自分がこの人に愛されると分かるまで身分を隠し、貧乏してがんばるところ。これは死に際しての母親からのアドバイスなんですね。ま、そういう設定にしないと物語は続かないからといってしまえばそれまでなのですが、たとえ肉親でも愛しているとは限らないなんて、結構すごいでしょ。で、そんな状態で女の子がどうサバイブするかが中盤以降、作者の腕の見せ所。となると、ペリーヌは必然的に戦略家・分析家にならざるをえないし、実際そうして生き延びていく。とどめはインド育ち(母親がインド人)であるが故、英語ができ、それをおじいさまに重宝がられ(あ、いうまでもないですが、フランスのお話です)、出世していくところ。まるで情報化社会のお話のようではありませんか。
プラス、ここでは経営者と労働者の関係のありかたが問われていて、労働者の福利厚生にまで言及されます(あまいけどね)。
ペリーヌ物語 (竹書房文庫―世界名作劇場)
子どものために宮崎晃さんが渾身の思いで書かれた本だと思います。
昨今読み聞かせの話をよく聞きますが、まさに読み聞かせに適した一冊であると思います。
「世界名作劇場」の感動を現代の子どもたちにも体感させることができるでしょう。