宮大工と歩く奈良の古寺 (文春新書)
仏教伝来と共に建築技術も渡来したと思うが、ノコギリも鉋もなく、クレーンもない時代の創意工夫はいかばかりかと驚かされる。
専門の宮大工さんの意見であるだけに貴重で、興味深い書物である。
大元の中国、朝鮮あたりの古い建築物との相関関係が判るともっと面白い。
TV見仏記なんと10周年記念スペシャル!新TV見仏記③京都編 [DVD]
今回も楽しくみせていただきました。
通常では公開していない秘仏を間近で(特に横からとか違った角度でも)みられるのがこのシリーズの良い所ですね
特にメインの仏像以外の隣に置いてある小さい厨子に入った珍しい仏像など、大手TV局の番組ではスルーされてしまうようなものをみうらさんといとうさんが目ざとくみつけて見仏し、解説してくださる点が気に入っています(最近大手TV局の仏像紹介番組やDVDがけっこうたくさんありますが全部同じような内容で食傷気味なんで)
今回は特にそういう「小技」が充実していて楽しかったです
みうらさんといとうさんの解説も一見、ふざけた調子で話していますが実は内容が濃く感心する発言が多いのも良いですね
しょせんケダモノ
結構期待して買ったんですが、ちょっと...ほんの少しですが物足りなかったかな?(汗)私が聞きなれているのからなのだろうか?っと思いました。でもストーリー的に、そいうシーンを期待しないで聞くと、面白いと思います。でも!!石田さんのキャラが三木さんのキャラにkissするシーンは石田さんファンには、たまらないんではないでしょうか★まだこのCDでは森川さんのキャラ×三木さんのキャラの関係が親密になってないので...とにもかくにも、続きが気になります★
BLCD初心者の方など、いきなり激しいのは自信がないと思われる方!!コレを機にBLCDにハマッてはいかがでしょうか?
Cue Egg Label 復刻版ドラマCD Pretty Baby2
これの目玉は、石田さんが女性役として出演していること、
あとは森川、三木両氏の男前合戦、
谷山さんの可愛い声。
1に続き、あのシーンはやばい、エロいです。
でも笑えるところもあります。大丈夫か、森川さん…
石田さんの女性役は、最初は正直違和感を感じましたが、
すぐなじみました。なんというかすごい。
キャストトークがあります。
法隆寺の謎を解く (ちくま新書)
先日、「隠された十字架―法隆寺論 (新潮文庫)」(梅原猛著)(以下、梅原説と称す)を読み、大変に楽しむことができたが、1972年の刊行ということもあり、その後の法隆寺を巡る見解の進展に興味が湧いてきました。
そんな時、このサイトでのレビューを通じて知ったのが本書でした。
本書は、「建築学」からのアプローチで、梅原説の大前提である、「法隆寺中門の真ん中の柱は怨霊を封じこめている」という説に異を唱えるものですが、次の点で評価できる書物であると感じました。
【仏教のルーツという視点】
本書では、仏教建築である「法隆寺」を解析するにあたり、仏教のルーツである「インド」や、伝来の経由地である「中国」や「韓国」での建築様式や信仰形態にメスを入れています。
これは梅原説にはなかった視点であり、そこから導き出される見解には説得力を感じています。
また、法隆寺の建材の伐採年が近年の研究で、かなり詳しく特定されており、その点を踏まえた展開にも注目しました。
【総合的な視点】
本書の著者は、建築学の視点だけでなく、「横断的かつ総合的に眺めわたす必要があり」、「歴史的・政治的人間ドラマのなかに建築を位置づける試み」を行ったと述べています。
梅原説では、専門化し、細分化された中での「法隆寺論」に異議を唱えていますが、その点を踏まえての論説と思われ、評価できる点であると感じています。
梅原説といい、本書といい、熱のこもった「法隆寺論」を読み、何度か訪れたことのある「法隆寺」ですが、これは近いうちに再訪しなければ、気が済まなくなってきてしまいました。