TRILOGUE - LIVE IN BERLIN 1976 [DVD] [Import]
私はJaco Pastoriusが好きなのですが、このDVDでは、1976年時点の、アルコール・薬物にやられていないカッコいいJacoをたっぷり観ることができます。市販されているJacoのDVDは、全部ではありませんが、それなりの数を観ていますが、このDVDは、Weather Reportの「Forecast tomorrow」と同じくらいカッコいいと思います。画像としてのJacoのカッコよさという点では、私としては、こちらのDVDの方がカッコいいと思います。
リーダーのMangelsdorffには申し訳ないですが、CDの「Trilogue」では収録されていない「Portrait of Tracy」と「Trio song」が特にいいです。前者では、Jacoは、1stアルバムと同じような驚異のソロ演奏をみせ、これに観客の拍手がなかなか収まらず、何度も頭を下げます。その流れで、「Trio Song」に入りますが、曲の冒頭から、Jacoらしいファンキーで、かつクールなベースが炸裂します。クレジットでは、Mangelsdorffとの共作となっていますが、Jacoの曲を知っている人には、Jacoがメインの曲なのは明らか。ここでのJacoは本当にカッコいいです。
クリスマス・イブ
今さらの名曲。名曲過ぎて達郎のパブリックイメージを決めちゃたくらいの曲ですが、クリスマスシーズンに聴くと、ちょっと恥ずかしい気持ちになっちゃうので、敢えて夏に聴いてみるのもいいですよ。
In the Passionkirsche-Berlin MCMXCII [VHS] [Import]
”In the Passionkirsche-Berlin MCMXCII”というのが正式タイトルです。その名の通り、1992年 ベルリンでのコンサートを収録したもので、2002年8月現在、ピーター・ハミル唯一のオフィシャル映像です。
この時期はバンド編成でのコンサートも行っていましたが、ここに収められたのは全編ソロ演奏です。ピアノ、またはギターの弾き語りと、合間に挿入された短いインタビューで構成されています。
ソロであるが故に凄みのある、ハミルの持ち味が発揮された演奏が聴けます。「歌が歌えればどうでもいい」といわんばかりの、情熱が先行する歌にはぞくっとします。
私は初めて見たときには、「そうか、90年代になると髪が白くなってきているのか!」とか、そんなところに感動してました(笑)。
Festliche Fenstersterne zur Advents- und Weihnachtszeit
トランスパレントスターを作りたくて購入。独語は一つもわかりませんが、カラーの折り図でとてもわかりやすいです。
初めてでも、本の通りの物が出来ました。
Complete Symphonies
私個人としてショスタコーヴィチ交響曲全集を所有しているのはこの一品のみです。全集の購入を検討し始めた際に、ショスタコオタク(?)の知人から「ヤンソンスのショスタコが全集としてはベストだろう」とのアドバイスを受けたことでこちらの商品に決定しました。
これまでショスタコといえばゲルギエフといったイメージがあり、まるで背中から炎が立ち上っているように錯覚してしまうほどのゲルギエフの指揮に、ショスタコの交響曲は力強さを増していました。それに比較してみると、このヤンソンス指揮のショスタコは無駄を一切省いた、まさに「お手本演奏」、語弊を恐れず言うのなら「参考演奏」とでも言える様な演奏である印象を受けます。
それが悪いと思ったわけではもちろんなく、星5つのレビューを書いている様に、私にとっては新しいショスタコーヴィチの姿を聴かせてもらえたような、新鮮な衝撃を受けました。付録として収録されている『馬あぶ』からの抜粋(Romans,Folk Feast)や『ジャズ組曲』の演奏も素晴らしく、8番が収録されているDisc7の最後にはリハーサルの模様が収録されており、ヤンソンスの肉声が聞けるのもファンとしては嬉しいところでしょうか?
知人から勧められた事により何とはなしに購入した物でしたが、私の中でもすっかりお気に入りの演奏集となりました。ショスタコーヴィチの交響曲全集購入をご検討されている方には、私も「是非ともコレを!」とオススメしたくなる一品です。