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ジ・エキセントリック・オペラ Enigma, Delerium系の海外のサイトをブラウズしていて最近知りました。「ヨロコビ(5th)」のジャケットに日本語が書いてあるから、ちょっと興味をひかれて調べてみたら・・・ばりばり日本人の女性二人組(ソプラノ相良奈美とプログラミング書上奈朋子)だったんですね。ジャンルとしてはテクノに一番近いのでしょうが、クラシックを元ネタにしているのでクラシックファンでもある私には親しみやすく感じられました。トラック・リストを見れば分かると思いますが、声楽・オペラの大変ポピュラーな曲ばかりです。

そのあと芋づる式に昔のエキセントリックの曲も掘り起こして聴いてみました。「イムヌ」というアルバムが一番好きなのですが、このごく初期のグル-プ名をアルバム名にした作品も、荒削りではありますが、「新らしい音楽を作るんだ」という興奮が感じられて独特の魅力があります。


ポール・サイモン S&G時代から、アルバム「グレイスランド」までのポール・サイモンの歩みを綴った書籍。「サウンド・オブ・サイレンス」が、彼らの知らないところでアメリカのチャートを上昇していくまでの経過や、NO1になった時の彼らの逸話がおもしろい。アルバム「明日に架ける橋」制作過程でのアーティとの対立、世界的な売り上げを果たし、グラミー賞を獲得した名盤の知られざるエピソードやポールの苦悩などは、大変興味深いものです。また、その後のポールの音楽活動での葛藤や、映画「スター・ウォーズ」のキャリー・フィッシャーとの離婚から、南アフリカのアパルトヘイト政策の最中に、アフリカの仲間たちとの音楽活動を通して、アルバム「グレイスランド」が作られていった経緯が、克明に記されています。苦悩を通して名曲が生まれ、人間性と音楽を通して、世界を影響し続けるポールの行き方に感銘です。
Live in New York + DVD あの911から10年の節目、グラウンド・ゼロでのサウンド・オブ・サイレンスは心に沁みた。そして、'So beautiful, So what'を引っ提げての今回のライブアルバム。最近の彼のライブ音源の中では、ベストの出来栄え、DVDで観るポールも70歳を超えているとは思えぬほどに若々しい。S&Gの名曲、Old Friendで、’70歳になるってどんなに奇妙なんだろう’と歌ったその齢を超えても、まだ常に新しいことに挑戦し続け、歌い続ける。そういったポールの生き方にはいつも勇気づけられる。60年代から変わらぬ創作意欲とその歌声。そして、世界中のミュージシャンとのコラボが生み出す独自の世界。彼とはちょうど20年遅れだけれど、自分も彼のように生きていきたいといつも思う。そのようなアーチストは、ほかにはいない。One and Only. 必聴必見である。
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