円筒研削CBN
CBNホイールによる円筒研削加工です。弊社は難削材（ダイス鋼、ハイス、ニッケル基合金、硬質クロムめっき、ステンレス等）の精密円筒研削加工を得意とします。 弊社はCBNホイールという、ダイス鋼すら容易に削れてしまう、超硬以外の金属の研削加工能率が最も優れている砥石を精密にツルーイング、ドレッシングするノウハウを持っております。その為CBNホイール本来の研削加工能力を引きだせます。ダイヤモンドホイールより若干能率が落ちますが、超硬も削れます。 具体的には短時間でCBNホイール（直径405ミリ幅30ミリ）を平坦度、真円度、共に1ミクロン以下にツルーイングし、尚且つ適切な砥粒突き出し量になるようドレッシングし、一般的な材質の工作物と普通砥石では加工困難な難削材の工作物を、工作物の強度向上（CBN研削特有の圧縮残留応力による耐摩耗性、材料疲れ強さの向上）を実現しながら、精密に円筒研削加工いたします。寸法精度は±２ミクロンまで工作物直径に関係なく対応いたします。 今回の工作物の直径は５８ミリ、浸炭焼入れにより硬度はHRC50前後です。 研削による取りしろは浸炭焼き入れで発生する歪みが大きい為、直径で0.5ミリ前後です。機械の仕様により砥石を高速回転出来ないのでCBN本来の研削性能を発揮出来ず能率が悪いですが、それでも普通砥石ではありえないスピードで加工をします。焼入れの黒皮から重研削するにもかかわらず、研削音に関してほとんど聞こえず、普通砥石と比較して圧倒的な切れ味を有し、工作物に対するダメージの少ない事が直感的に解ると思います。むしろ従来の普通砥石を使用した研削とは逆に工作物の表面強度が向上します。（CBN研削特有の圧縮残留応力による耐摩耗性、材料疲れ強さの向上） 面粗さ測定器で加工後の工作物の面粗さを測定したところRyで ...
