東京オリンピックニュース [DVD]
画像と内容にはそう期待していたわけではないのですが、20分は短い。500円が妥当ではないでしょうか??500円でも高いかな?300円くらいかな。市川昆の映画と比べたら申し訳ないのですが、100円の価値があるかなと疑問です。
東京オリンピック [DVD]
1964年8月21日、アテネで点火された聖火が、各国の都市から都市へ…そして、あの地獄の焼け跡から20年足らずの日本にやって来たんです。広島にも来ました。富士山をバックに聖火はひたすら進み、急峻な峠道をひた走り、一路東京へ…そして昭和39年10月10日午後2時、晴れ、開会式。シンプル・イズ・ベスト。古関裕而作曲「オリンピック・マーチ」が演奏される中、各国選手団入場行進。世界中から集った若人達が、天皇陛下に敬礼をし、進みます。満を持して日本選手団の入場…そして聖火。聖火が聖火台に点火された時に、スタンドで大きな拍手をしてた老人の顔…そして紺碧の空、我らがブルーインパルスがスモークで描く「五輪」…。皆、この日をどれだけ待ちわびたのでしょうか…それを想うと、本当に胸が一杯になります。20年掛けて、地獄の底からはい上がった日本国民の「夢と希望の結晶」です。開会式を観て、自然と涙が溢れてきました。
東京オリンピックへの遙かな道―招致活動の軌跡1930‐1964
敗戦後の日本復興のシンボルともされる1964年の東京五輪がどうのようにして誘致されたかの迫力ある記録。
何と東京は1960年にも今の言葉のダメモトで誘致しこれを1964年の足掛りにという長期戦略をとっていた。
そしてこの戦略の下、様々な事を想定した議論があり、日本の内外表裏で活動が行われていたようである。
以後の日本ではいくつかの大都市で低い戦略性による誘致がなされ失敗に終わっている。
特に東京は2016年の誘致失敗の後、前回1964年の誘致の時の情報がなかったのが残念等と言っている。
結果的に次回2020年も誘致をするようだが、事前に本書を都知事以下スタッフの半数でも良いから、
一読していればもっと効率的に活動ができたと思わせる内容。
又、日系人の多大な協力も心温まるしかし考えさせられる読みどころのひとつ。
ファン・ファン・ファンファーレ
ヤッパリ再録(当然だよ)でした。東京オリンピック実況をリアル見学した者にとって冒頭今井光也のファンファーレは格別なものがあります。つまりNHKラジオ番組「あの時の音が聴きたい」ですよ。
随分探したもんだ。市川昆監督のDVD「東京オリンピック」に期待したが、ヒドイ音で途中で切れていた。しかし乍ら素晴らしい。神秘的で崇高な中に哀愁を秘めた美曲と言える。それに続く古関祐而の和風マーチが競技の緊迫感を嫌が上にも高揚させる。古関音楽の極致と言いたい。
国内盤、キングレコード・オムニバス曲集26曲26トラック47分29秒。全トラック中、陸上自衛隊中央音楽隊が6曲、日本フィルが1曲、あと外国の楽団。外国の曲で良く聞くのは、R.シュトラウスの「ウィーン市祝典曲」とかコープランドの「市民の為のファンファンーレ」かな。