高橋留美子劇場 (2) (ビッグコミックス)
高橋先生は長期連載作品『うる星やつら』『らんま1/2』『犬夜叉』などすべてアニメ化し、ヒットさせている天才ですが、短編もすごかった。
特に『迷走家族F』『お礼にかえて』などシリアスな話をコミカルに表現するところなんかは流石。
高橋留美子劇場 人魚の森3 [DVD]
食べれば不老長寿になるという言い伝えの“人魚の肉”。しかし実際にそうなれるのは何十年か何百年に1人で、大抵は身体が激しい変化についていけず化け物になるか、死んでしまうかの恐ろしい猛毒。これを悪用してしまう人間のエゴの悲しさを描いたホラーアニメ。
7話「舍利姫」 1度死んでしゃれこうべになったのに蘇らされた少女なつめ。イッちゃってる老父の顏が怖い…。
8話・9話の「最後の顏」 子供は成長して親離れしていくのが正常ですが、子供を縛り付けようとする母親の怖さを描いた話。ずしりと重いホラーです。楳図かずお先生の世界に似てるように個人的に思いました。こんな溺愛ぶりは身の毛がよだちます。老婆が2巻の佐和と同じに見えてしまうのが難点でしょうか…。
どちらも親のエゴゆえの悲劇ですね。
高橋留美子劇場 3 (ビッグコミックス)
本当にだだの日常での事を描いている作品集です。
しかし、ささいなハズの日常の中でのドラマが、しっかりと描かれています。
気持ちの部分で共感してしまう部分が、所々に散りばめられています。
結婚なされている方、家庭を持った方(特にうる星やつらや、めぞん一刻世代の方)には 共感と共に、頷いてもらえる作品集だと思います。
映画 犬夜叉 鏡の中の夢幻城 [DVD]
殺生丸様ファンの私は特典ドラマCD「戦国おとぎ草子 殺生丸」の方が目当てで購入、CDには笑いました。殺生丸様をもり立てようと張り切る邪見、しかしいつも通りお仕置きが(笑)
本編は殺生丸様の出番が殆どないので劇場版4作品の中で一番観た回数が少ないですが、案外面白いです。特に弥勒が。弥勒の出てるシーンは笑えました。
私の友達はいつもの犬夜叉と世界観が違うと感じて楽しめず、折角劇場で観ていたのに眠ってしまいましたので、人によっては楽しめない場合もあるようです。
個人的には弥勒以外にも、神楽の出番が多いのが良かったです。大神さんの演じる神楽はカッコいいので、耳に心地よいです。
犬夜叉とかごめファン以外でも楽しめる映画に仕上がってます。