副島成記 ART WORKS 2004-2010 (アトラスファミ通)
当初ペルソナ関係が目的で購入したが、それ以外のイラストも美しい。
副島氏のアトラス以外での仕事も見られて得した気分。
買って良かった。
私はなぜ麻原彰晃の娘に生まれてしまったのか ~地下鉄サリン事件から15年目の告白~
この本を読み終えて考えたのは、筆者はこれから先の
長い人生をどう生きたらいいのか、と言う事だ。
父、松本 智津夫が逮捕された時は6才で、
15才になるまで何も知らず生きて来たと言う。
小学校に行けば、やがて事件を知った同級生からいじめを受け
登校しなくなったり、後見人になった江川昭子氏との確執、
仕事に就けばやがて松本死刑囚の娘である事で解雇される、
21才の筆者の漂流中の人生が切ない。
初めて小学校で食べた給食が「美味しかった」と言う筆者が可愛い。
この本を読んで思い出したのは、東條英機の孫の話だ。
彼らもまた東條英機の孫と言う事で、小学生の時、教師や同級生から
凄惨なイジメを受けられたそうだから、どこか似ている。
筆者に何があればいいのか、誰が支えたらいいのか、考えさせられた。
A [DVD]
実際、この映画の存在は知っていましたが、(それこそ文字通りの)「カルトムービー」かと思い、これまで観たことなく、森さんの著書「死刑」を読み、同書を書いた大元の動機が「A」「A2」を撮ったことにあることを知り、初めて買ってみようと思った次第。。もう2回観ました。
ディジタル思考・正邪単純二元論への痛烈なアンチテーゼ。映像も本も森さんの本は常に観る者・読む者に自分のアタマで考えることを要求します。TVや新聞で見たり読んだりしたことでなく自分のアタマで考えること。
オウム事件を機に一躍有名になったあの女性評論家は、本作品を観ることなく「一刀両断」したそうですが、誤解を恐れずに言えば、本作品を観てもオウムに対してあの当時抱いた得体のしれない恐怖・嫌悪は(もちろん時間を経過した分いくぶん希薄にはなっているけれど)変わりませんでした。当然でしょう。いかなる理由をもってしても許されるべき理由はありません。しかし・・・なぜ彼らはあのような犯罪を犯したのか?今もって(あの宗教を理解しない)普通の人が聞いてわかる説明はありません。
森さんは自著の中で「真実を伝えようなどという高邁な理想はなかった」と述べていますが、大衝撃・スクープの連続とも思える映像を恬淡としたカメラワークで追っていくこの作品のスタイルに埋没するうち、観ている方が「本当のところはどうだったのだろう」と自問せずにはいられなくなる、そんな作品。おしつけがましいナレーションも映像に焼印されるキャプションも一切なし。そう、「ボウリング・フォー・コロンバイン」とは確かに違う。「結論」は観ている個々人が出さなくてはいけないのです。
カサリズム(初回生産限定盤)(DVD付)
いいですね。特に最初の「ラブライバル」のインパクトは相当。
土臭さが漂うくどさが少々耳障りなのですが、
そのくどさを軽く凌いでしまうメロディアスでリズミカルな楽曲にべた惚れしてしまいました。
ダイレクトに伝わる素直な詞にも、どきっともさせられます。
そして、コロコロ転がるようなメインボーカルの聴く側を包み込むような甘い声が何よりいい!
20曲もある欲張りなアルバムをずっと聴いていられるのも、
彼の声の良さに所以する部分が大きいと思います。
「やめられないとまれない」を初めて聞いた時のインパクトも相当でしたが、
このアルバムはあのインパクトにぜったい負けない安定感があります。
「この街に生まれて」も大好きな楽曲の一つ。
彼らはきっと、奄美をイメージして作ったのでしょうが、
東京に住む筆者もこの街=東京を心に浮かべて聴けちゃいます。
そんな限定しない表現力も彼らの楽曲のスケールを大きくしているかもね。
あと「未来の花束」も好きだなぁ。本当にいいアルバムに出会えました。
まだ、しばらくヘビーローテーションさせてもらいます。
ナイトメアー・ビフォア・クリスマス コレクターズ・エディション(デジタルリマスター版) [Blu-ray]
最初はDVDで観ました。子供だけに観せて置くにはもったいないくらいだと
感じました。お値段がこなれてきたのでコレ買いました。
今まではカタチと動きだけで見ていた人形たちが、紙や粘土や布その他いろんな
素材でできているのがBDだとクッキリ分かります。何て凝った作りなんだ!
さらに色の幅が広がりカラフルさも今まで以上、明るさと暗さのコントラストも
段違い。バートンが見せたかったのはこんな世界だったんだという新鮮な感動が
味わえます。これだけ活き活きとしていれば3D版は必要ないのでは?
BD化もいろいろですが、非常に満足度の高い一品と言えます。
ただし、ジャケットだけはDVDや3D版のあの場面にして欲しかった。