光速エスパー 【あさのりじ版】 (マンガショップシリーズ (29))
作者の一般的な知名度や単行本化のせいでどうも松本零士版が知られているエスパーですが、あさの版がオリジナル、東芝のお店に置かれていたエスパー人形もあさのさんのデザインです。
昭和40年代前半頃の理科系学習漫画といえばこの人を措いて無い、という、画力・センスともに抜きん出た漫画家なのですが、単行本化に恵まれず、1980年頃出た「発明ソン太」以来25年ぶりくらいの単行本だと思います。非常に貴重で史料性も高く、かつ作品としての出来も良いので、ちょっと高いですが購入の価値ありです。ファンのつもりでしたが、この本を読んで初めてお亡くなりになっていたことを知りました。これではファン失格ですが、この本を大事にしていきたいです。
すきなものだけたべないで!―ママといっしょによむえほん (子どもの健康を考える絵本 (3))
特に絵がかわいいとかきれいとかでもなく、人間の体がいくつも書いてあったりなど、子供にはなじまないのでは?と思っていましたが、3人の娘が皆何度も「読んで。」ともって来た絵本でした。内容は食べ物についての現実、偏食の怖さなどで、一般的な絵本のお話とはずいぶんちがうのですが、子供にとっては興味があるようです。時には現実の絵本もいいと実感しました。
甦るヒーローライブラリー第3集 光速エスパー DVD-BOX
バッババッババビューンとそっらをいっくぅぅー♪
ついについにあの「光速エスパー」が脅威の低価格DVDBOXとして登場する!
知っている人はモチロンのこと、知らない人も買おう!見よう!
地球を狙う悪い宇宙人と戦う勇敢な少年光速エスパーの大活躍!大冒険の日々が今甦る!
嗚呼、「甦るヒーローライブラリー」よありがとう!
そしてこれからも期待しているぞ!!
(貴社のオリジナルヒーロー「エコガインダー」も是非DVD化して欲しい!)
よくみえる いいめになろう!―ママといっしょによむえほん (子どもの健康を考える絵本 (7))
「眼科医が仕事だから」という事以上に、著者は本当に「目と、それを使う人間が好きなんだ」という事が、文章を読むと伝わってくる。
「職業」として書いている文章と、「本当にそれが好きな人」が書いている文章を比べると、どんなに分かりやすく書かれたものだとしても、後者の方が読み手に対して深いと思う。非常に細やかに、分かりやすく幼児の視力の発達段階や検査方法、目が良いという事・弱いという事の説明とその改善方法、幼児の環境や心理への配慮などが書かれている。
また、「絵」も、著者と作画者が十分に話し合って作られたというのがうかがえる「力のある」ものだ。
この本の凄さは子供も読む本だから易しく書かれたというだけではなく、著者自身の「快」の部分を本全体に行き渡らせる事で、「より受け入れられやすいもの」となり、読み手が無意識に扉を開くという事だ。難しい内容ほど、「より受け入れられやすいもの」にできるかどうかが本を書く上で重要になってくるはずだ。この本の場合、著者自身の素質が見せる「快」の影響が大きいし、それを十二分に絵に引き出した作画者の筆の力も素晴らしいと思う。
どのように「快」なのかは、読んでもらうに限るし、「快」だと思わない人がいるかもしれない。それでも構わない。
ただ、言えることは、この本の文も絵も人間の「快の具合」を理解するには最高の教科書だ。
子供の頃に夢中で読んだ本でも、自分が社会に出るようになると、その「真贋」ぶりがハッキリ見えてきて、読まなくなるものもある。
しかし、この本は永久に「真」である。何年経っても、本を開いて読み進むたびに、「凄い・・・!」と唸らずにはいられないからだ。