黒船前夜 ~ロシア・アイヌ・日本の三国志
面白かったです。
非常に勉強になりました。
読み易い作品だとは思いませんが、読む価値のある作品だと思いました。
以前より、江戸時代の漂流民や、来日した外国人達の話に興味をもっていました。
渡辺京二氏の作品は、”逝きし世の面影”を面白いと感じ、2作目です。
この作品は、「一文を書くのに数日づつを要したような作品だ」「江戸時代の幕府とアイヌとロシアの関わりを全て記録しようとしているようだ。素晴らしい。」などと思いながら読みました。
内容が詳細で、冷静な分析もあり、有益な読書だったと感じます。
1年8箇月しかかけていない、という事に驚きました。
漂流民大黒屋光太夫とロシアの関わりの話は読んだことがありました。しかし、その背景のロシア軍の北方での動きは初めて知りました。
ロシア軍が北の日本人を襲った話は読んだことがありました。しかし、その経緯は初めて知りました。
アイヌについての幕府との関わりの詳細を読んだのは初めてです。
あくまでも、この作品は、”一つの説”に過ぎないのだとも思います。異論もあるとも思います。
しかし、詳細な調査により、「そうだったのかもしれない」と納得させられるものがありました。
難しい話、難しい題材を、読める所までまとめてくださった事に感謝します。
雷の戦士ライディ―破邪の雷光 (二次元ドリームノベルズ)
話しの前半はライディの活躍が描かれていて、ライディの本番は100頁辺りからです。ライディがふたなり化して女ボスから責められるシーンが40頁程あるので、苦手な人は注意。ちなみにその場面の挿絵は3枚あります。