Princess Lucia 3 (BLADE COMICS)
プリンセスルシアも早3巻になりました。
君のいる町は酷評が見られますが、こちらは君町に比べたら話の展開は良いし、悪い癖は出してはあまり出していませんね。
やはり、マ○ジン編集部の方に問題があると分かる1冊だと思います。
この作品は瀬尾さんの技量が真に試される作品かも知れない・・・!!
瀬尾公治画集 -PRINCESS MEMORIES-(プリンセスメモリーズ)
いよいよ、「涼風」「君のいる町」「Princess Lucia」の瀬尾公治先生が多忙の中、漫画家人生初の画集を出しました!!
版元はマックガーデンですが、瀬尾先生が今までお世話になっている講談社や中経出版、幻冬舎の協力もついたことから、なかなかいい作品だと思います!
ただ2つ、残念な点はあります。
1つはこの画集のためだけに用意された、オリジナルの作画がないこと。涼風と柚希とルシアの3人がクロスしている作画が表紙などで見られますが、所詮今まで出た作品からうまくつなぎ合わせたものに過ぎず、オリジナリティが感じられません。
もう1つは、最近連載化された「HALF & HALF」や「W's〜ダブルス〜」、「CROSS OVER」、「梓颯」など、今までに描かれた連載・読切作品のイラストがあまり掲載されていないことです。そういった作品のどれもが瀬尾先生にとって大事な作品ですので、マックガーデン側もその辺をもっと融通を利かせて欲しかったと思います!!
11月16日に発売される「君のいる町」コミック第20巻と合わせて、購読してみるのもよいでしょう!
涼風 1 [DVD]
このDVD私は買いますが、正直興味はないです。原作が好きだから買う。で買う理由は充分なのではないでしょうか?私はそうです。現在30枚以上DVDもっていますが実際全然見ていませんし。こういうのはなんとなくもっている。っていうのが一番いいんだと思います。それに原作が嫌いなのにアニメとか見ないですよね??全く知らない物を見ようとは私は思いませんし。。。
ラブレター~瀬尾公治短編集~ (少年マガジンコミックス)
3本の短編(うち1作は前後編構成)が収録された作品集です。
巻頭に来るのは、実話を元に構成された作品です。日本が(欧米列強を相手に)戦争をしていた時代が舞台となっていて、また、扱っている題材が題材であるためにごく一部(?)の方々には受けが悪いかも知れません。今の価値観で見てしまうと確実に読み誤ります。(多分、「戦争は良くない」とかその程度の感想しか持てないでしょう。)
現代を生きる私たちの多くは日々の生活に精一杯で心に余裕を持てず、従って現在この日本を取り巻く状況を考えられるのはごく一部の人たちだけでしょう。本作では、「大切なもの」を守るために必要なことは何か、ということを考えさせてくれます。作中に引用される手紙の文面から伝わってくる感情に何とも言えない気持ちになりました。
あとの2作品のうち『HALF & HALF』は悲恋ではありますが、表題作に比べると楽な気持ちで読むことができます。『梓颯』(これで「あずさ」と読みます。)は、勘違いから始まった交際を描いた作品で、これは決して目新しいものではありませんが、なかなかよくできた作品でした。
読んでいて唯一「ん?」と思ったのが、(現在連載中の作品でも言えることなのですが)瀬尾さんの台詞まわしの中のひとつの「・・・は?」「・・・は!?」というものです。ほとんどの作品に言えることですが、私はいつもこの台詞に躓いてしまいます。まだ「・・・え?」「・・・えっ!?」のほうが場面的に良いのでは? と思います。ごく些細なことなので、減点はしませんが。