旋光の輪舞-Carpe Diem-sound tracks vol.2
一つ一つの曲が良く作りこまれていてゲームをしていない人間でも楽しめるサウンドトラックです。
しかし、前作のサントラよりブックレットが若干不親切なのと、5曲目のDarkrabbit Faireの00:20辺りに音飛びがあるのが残念です。(私だけ?)
旋光の輪舞DUO (限定版) (「キャラクタードラマCD」同梱)
最初から追加ストーリー入れとけばいいのに。
しかし、コンシューマとしてはXbox360で発売されたのに
採算が採れずPS3に移行した作品が多い中、あくまでXbox360にこだわる
数少ない作品としては、是非頑張って欲しいです。
ただ、前作コンプした私でも、今作ではキャラの相性に拍車がかかり、
持ちキャラ以外はある程度使いこなせるようになっても、
それ以上上達できず、もっと弾幕を潜り抜けたりして、
格ゲーよりもシューティング要素を重視してほしかった。
キャラによりますが、殆どが接近戦にベクトルが向いてしまい、
格闘シューティングとしては前作よりも不自由になった印象。
でも面白いですよ。
旋光の輪舞DUO(通常版)
前作旋光の輪舞Rev.Xから4年、昨年7月28日にアーケード版が稼動した
旋光の輪舞DUOのXBOX360版がようやく登場しました。
前作が8キャラ登場だったのが14キャラに増加、前作からの続投キャラも性能が総入れ替えに等しい変化を遂げています。
さらにシステム面も大きく変化。
Rev.X、AC版SPに導入されたオーバードライブモードを撤廃し、1レバー+AMS弾幕の4ボタン制を維持しつつも
キャラクターにステータスアップ、援護攻撃を付加するパートナーシステム
前作で対戦の駆引きに大きく貢献したBOSSモードに対抗する強力な反撃行動、BOSSストックを一つ消費して行うボム攻撃
近接攻撃の種類に新たに軽い弾消し能力を持つMS近接を追加、それに伴い近接攻撃に3すくみを導入
これら3つのシステムを導入しました。
しかし、基本である「弾幕を形成して相手を圧倒しにいく対戦」という図式は全く損なわれておらず
今回の追加システムはそれを更に加熱させ、状況を読み常に最適な行動を探り合う楽しさを増幅する事に成功しています。
家庭用版になり、このDUOに家庭用ならではの要素が多数追加されました。
目玉はなんといっても、ストーリーモード。
前作でもアーケード版で音声でのストーリー展開を導入したり、家庭用版で分岐を導入し各キャラに新しくEDを追加したりしましたが
今回はアーケードモードではストーリーを切り離し純粋にCPU対戦を重視、
ストーリーはこのストーリーモードでしっかりと表現するという方針になっています。
形式はほぼフルボイス(一部の超脇キャラの音声は入ってません)のテキスト型アドベンチャーゲームの体裁を取りつつ
ストーリー全体をフローチャートで表現し、いつでも手軽に戻れたり別のルートに移行できたりとストレス無く進めることが出来ます。
展開で戦闘が起こると、単純に戦闘に勝利するだけではなく複数の勝利条件があります。しかし、多くはなく少々面倒なのもまたあります。
戦闘結果でストーリー分岐する事はありません。前作の「会話を全てちゃんと聞いたか」で分岐することもありません。
加えて戦闘自体結構難易度が高く設定されていたりしますが、一度負ければ自由に難易度を設定して再チャレンジでき、
そこで難易度を下げれば明らかに簡単になるので(敵の耐久力の著しい低下、思考パターンの簡略化)
誰でも全てのストーリーを見る事が出来るはずです。中ボスラスボスともに例外ではありません。
そのストーリー内容に前作の大ファンからほんの少しだけ言及させていただきますと、
「前作のストーリーを2冊出たムックを買ったりして熱心に追った人であればあるほど、大きな感動を約束します。」
もちろん、今作から入った人も前作知識無しで楽しめる内容だと思いますが、自分はシリーズの大ファンであるため、断言は避けます。
もう一つ大きな追加要素として、コマンダースタイルという従来の操作系、操作感とは大きく異なった操作スタイルが追加されました。
この操作スタイルでは、キャラに指示を与えて操作するというRTSに近い操作となっており、キャラは基本的に自動で行動します。
プレイヤーができるのは移動方向の指示、行動傾向の提示、そして褒めるか叱るか。
加えて緊急時の行動としてBOSSモードと援護攻撃をする事が出来ます。
そのプレイヤーの行動によりキャラとの友好度が上下したりキャラが喜んだり怒ったりします。
この友好度と感情がキャラを操作する鍵となります。
またこの友好度の上下の法則は、キャラとパートナーの相性によって変わるので、
組み合わせによって動かし方も千差万別になる、奥の深いモードです。
その操作感は従来の操作と同じように扱おうとすれば痛い目を見るスタイルであると同時に
的確に指示し、相手のF.BOSSを破壊できたりすれば自分で操作したときとはまた異なる爽快感を与えてくれます。
このコマンダースタイルでローカル、オンライン共に対戦をする事も出来ますが、さすがに異なるスタイル間での対戦はできません。
現状他に類を見ないゲームジャンル、更に続編タイトルであるため人を選ぶゲームです。
まず断言できるのは、前作、特に家庭用版を楽しめた方には間違いなく勧めたいタイトルです。
新システム群、ストーリーモード、コマンダースタイル全て含めて是非遊んで欲しく思います。ほぼ違和感無く遊べると思います。
今作から入ろうとする方は、他のジャンルになかなか無い操作感のゲームなので戸惑うのと同時に
システムが多く慣れるのに時間がかかると思いますが、
楽しい対戦型シューティングゲームである事だけは間違いありません。
オンライン対戦の道は長いですが、気に入ったキャラを探して是非挑戦してみてほしく思います。
最後に、現状留意していただかなくてはならない事があります。
ネットワークモードでボタン同時押しが利かなくなったり、フリーズの発生、厳しく相手を選ぶといったラグ事情が発生しています。
これらは今後修正される事をメーカーであるグレフが発表していますが、近い内に買う時はご留意いただきたく思います。
メーカー側のチェックの甘さという点で感心出来ない事情ではありますが、ゲーム自体の印象に及ぶ話でもありませんので厳しくは追求しません。
また、グラフィックレベルは特筆する程のグラフィックでは無かったり、音楽があまりにも素晴らしい出来である、という点をレビューには書き加えますが
両方ともゲームの面白さに直結する要素では無いため☆には影響させていません。
** 7/1に最初のアップデートがされ、ラグの改善、同時押しバグの解消、フリーズつぶしが行われ、
上に書いた大きなバグから細かいものまでほぼ改善されました。
この点を考慮し☆5とさせていただきます。
硬派なロボット対戦アクションシューティングを求めている方には、マストバイのレベルに達しています。
旋光の輪舞-Sound Tracks-
ゲーム性、キャラクター、サウンドと全てが自分の中でハマった作品だが、特にサウンドが良く、定期的に聴いている。
内容としては、キャラクターによってテーマが違っており、それぞれのキャラクターがうまく表現されているように思う。エネルギッシュな曲から、神秘的な曲、おしゃれな曲等様々なものがある。聴く人によってそれぞれのお気に入りの曲を見つけることができるのではないか。
ゲームをされていない方にも勧められるサントラだと思う。
旋光の輪舞 SP & Rev.X 設定資料集 ピュア・テンパランス
設定資料集にしては、メカの説明がほんの少ししか無いし、キャラクターの過去や生立ちについての説明が少ないです。
内容はキャラクターのイラストが殆どでセンコロプレイヤーなら1度は目にした絵ばかりですがオールカラーで綺麗だし、描き下ろしも少しあります。ゲスト絵師がセンコロのキャラを描いてたりします。あと、X-BOX360版のエンディング集がありました。これはX-BOX360を持ってない僕には大きかったです。
―設定資料集というよりはイラスト本と見た方が楽しめます。いずれにせよ損のない良品です。