産霊山秘録 (集英社文庫)
はるか古代から続く超能力一族の存在・活躍を、実際の歴史に絡めて描くSFストーリー。後半。次第にスケールがデカくなっていくのにも関わらず、「実際にありえるかも」と思わせるこの筆力と練られた構成は凄いと思う。
なかなか読み応えのある一冊。
石の血脈 (集英社文庫)
戦国自衛隊で作者と出会い、この本を知ってさっそく購入。なんというか、妙にリアルでこれは現実にあるんじゃないかと思わせる説得力があります。ラストのシーンなどはもう、何度読んでも鳥肌ものです。
仕事でイヤなことがあって落ち込んでいましたが、世の中をこういう見方ができるんだな、と目からウロコ、小さい悩みなんかどうでもよくなってしまいました。「産霊山秘録」とともに絶対に一読をおすすめします。
戦国自衛隊 関ヶ原の戦い [DVD]
4時間を越える割には内容が薄い。物語りも想像がつきそうな歴史上の人物に入れ替わる野望の面が、この人物ではちょっと説得力に欠けるのでは?と思わせる。
反町がこの時間内にほとんど動かない。静観し、最後の最後にケリを付けるようなタルさ。怒りを放出する演出としてSIG228を宙に向けて撃つシーンが何度も出てくる。といった様な感じで同じ演出が使いまわされている。
正月番組の時間枠が取れたがそれをうまく消化しきれなかった作品だろう。この内容なら2時間でよかったのではないかと思われる。
反面、小早川秀秋にスポットを当てたのは評価できる。どの歴史物でも悪者扱いなだけの彼を、苦悩と葛藤の表現が正に藤原竜也というキャスティングがピッタリで、うまく表現しきっている。
せっかく自衛隊に協力をあおぎ、小火器、戦車、ヘリ等リアルなのだが、なにかしっくりこないと感じたら銃の発砲時に排莢(薬莢がでること)がされていなく、取りこぼしたような感じだ。
4時間の枠で役者にギャラ払うなら時間短くしてこれらのリアリティに徹底した方が濃厚さが増すと思うのだが。
いずれにしろ角川のオリジナル作品を抜くのは難しいと感じた。
藤原ファンなら買って損はないと思うが、反町ファンには消化不良と感じるだろう。
戦国自衛隊 DTSコレクターズ・エディション [DVD]
私にとっての不動の邦画No1
まさに男の遊園地映画ながら 破滅に突き進むストーリーは 映画「ゾンビ」に似てると思いませんか
クライマックスの合戦シーンで
マシンガンにひるまず進軍してくる足軽達の不気味な迫力は実にゾンビっぽいと思います。
この映画の荒唐無稽さについていけない人が結構多いのは悲しいですね。
リミックスされた音声は迫力があってよかったです。
反面 取ってつけたような映像特典には?
千葉ちゃんの話は良い事も聴けたけど
いい加減 ただ過去の仕事を思い出してるだけの 何の思い入れも無い俳優のコメントをダラダラ入れるのやめろよ!
前のDVDを持っているなら無理する必要ないかも
戦国自衛隊 廉価(期間限定) [DVD]
後に多くのリメイク作品が世に出ているが、私にとって戦国自衛隊と言えばこの作品である。
角川映画全盛期でもあり、時代を象徴する豪華な出演者を見ても力作であると言える。
和製のSF作品では最高ランクの名作と言っても過言ではない。
近代装備の圧倒的軍隊が肉弾戦に等しい戦国の世でいかに戦い、生きるのか?
まさしくタイトル通り、「戦国自衛隊」である。
歴史の歯車が狂ったからなのか?
後の上杉謙信である長尾景虎の人物像も通説とは異なっている。
常に義を掲げ、己の野望のための戦いは一切起こさなかったとされる景虎だが、劇中では自衛隊とタッグを組んで天下取りに突き進む。
それもまたフィクションならではの見所である。
私的には最高評価の作品であることに疑いの余地はない。