アストロ球団 第二巻 [DVD]
伝説の名投手、沢村栄治の魂を宿した体にボールのアザを持つ9人の超人たちが、アストロ球団というチームを作って、メジャーリーグに挑戦すべく、立ち上がるというストーリーなのですが(まあ、南総里見八犬伝の野球バージョンでしょうか(笑)。)、最初は今時珍しいベタなシーンの連続に、家族で、「これはないよ!」と笑っていたのですが、段々と見ているうちに親子ではまってしまいました(笑)。
でも、それ以上に、やはり、男というのは、こういう「ありえねー」映像にも関わらず、「今どき無いよ!」的なベタな展開であっても、何だかこういうものには理屈抜きに反応してしまうものなんですね。
思わず、俺って、かなり単純・・・と思ってしまいました。
こんなの現実には・・・なんて考えていても、有り得ない!って思っていても、段々、口数が減ってくる・・・。
男って、どうにも単純因果な稼業だよな・・・と。
対戦する金田正一監督率いるロッテ(マリーンズではありません。オリオンズです!)の選手たちは、弘田、山崎、有藤、池辺、アルトマン、木樽、成田・・・往年の名選手ばかり。
この時代、金田監督の「九州人のコ**野郎!」発言などに端を発した一連の遺恨試合と呼ばれた太平洋クラブ・ライオンズVSロッテ・オリオンズを見ていた世代にとっては、平和台球場が大いに盛り上がった最後の時代のメンバーでもあり、余計に往事を思い出しました・・・。
アストロ球団 第五巻 [DVD]
私が小学校の時に、少年ジャンプで連載されていたマンガの実写版です。
伝説の名投手、沢村栄治の魂を宿した体にボールのアザを持つ9人の超人たちが、アストロ球団というチームを作って、メジャーリーグに挑戦すべく立ち上がるというストーリーなのですが(まあ、南総里見八犬伝の野球バージョンでしょうか。)、当時は、毎回、登場人物の色んな秘話が出てきたり、思い出話が出たりで、一球投げただけで一話が終わるという展開の遅さだけが話題のマンガでした。
それが、どういうわけか、アニメではなく、最近、実写版でやっていると知り、さらに、ナレーター兼出演者としてあの古田敦也さんなども出ているということで手に取ったのですが、他にも66歳の千葉真一御大も相変わらずお元気で、飛んでいるヘリコプターの上に身を乗り出して大見得を切ってました。
ただ、時代設定が昭和47年の割には、出ている役者が今どきの8頭身の平成の若者だったり、そのくせ、超人たちのポーズは、原作に極めて忠実に再現されており、「こんな不自然な立ち方あるかい!(笑)」や、CGを駆使した「ありえねー!」プレーの連続だったり・・・。
最初は今時珍しいベタなシーンの連続に、家族で、「これはないよ!」と笑っていたのですが、段々と見ているうちに親子ではまってしまいました(笑)。
やはり、男というのは、こういう「ありえねー」映像にも関わらず、「今どき無いよ!」的なベタな展開であっても、何だかこういうものには理屈抜きに反応してしまうものなんですね。
こんなの現実には・・・なんて考えていても、有り得ない!って思っていても、幼子でさえも段々、口数が減ってくる・・・。
男って、どうにも単純因果な稼業だよな・・・と思わされるほど、理屈抜きに感じる物があった作品でした。
アストロ球団 (第5巻)
登場人物が、作者が、終焉に向けてどんどん燃え尽き、消耗していく感のある最終巻。怪我人や死者続出の大波乱。
マンガ史上に残るであろう名場面「人間ナイアガラ!!」もこの最終巻に収録されており、見開きで球三郎の頭上に次々と落下するビクトリー球団内外野手のパノラマはすさまじい迫力で見るものに迫り、何度見ても飽きることがありません。
全巻の中で最も読み応えのある巻で、どうせアストロ球団を読み始めたなら、この第五巻までは必ず読むことをおすすめします。逆に言うと、この巻まで読まなければアストロ球団を読んだことにはなりません。
アストロ球団 (第2巻)
絵についてふれますと、動きの描写が一巻よりだいぶ進歩してます。投球・打球フォームの躍動感が段違いです。
ストーリーについてですが巻頭から巻末までずっと読者を釘付けにするように練られており、しおりを挟む隙間がどこにもありません。
残りの超人は誰なのか?新魔球の正体とは?金やんは何を企んでいるのか?と伏線が次々と張られるので、もし途中で読書を止めたとしても寝られなくなるだけなので無駄です。一気読みが健全で正当だと思います。
戦況が酷くなるに連れてボルテージが上っていき、後半からは5ページ毎に泣かされました。
この本を手に取ったかたが、赤い血が流れている真っ当な人間ならば、タオルを用意しないと誌面がヨレヨレになってしまいますよ。
アストロ球団 オリジナルサウンドトラック
ドラマ化の話は知っていたものの、あまりTVを観ないもので
いつやるか把握できないまま、観たのは結局DVDになってからでした。
感心したのは、「ビジュアル的に原作に合って野球ができる若い俳優」
といって募集をかけたら、よくまあぴったりの人たちが集まったものだ
(個人的ベスト3は球七と球八、バロン森)という事と
あんな長い原作が9話で収まるのかと思ったら収まった事でした。
(すばらしい!!)まとめ方も気に入っています。
本題のアストロのBGMについては
10月に入って2回、TV番組のBGMで聴きました。
最初は2曲目を「世界ふしぎ発見」で、2度目はどの曲か忘れましたが、
数年前 DVD一度通して観ただけで覚えていたという事ですから
とても気に入っていた訳ですね。
「やっぱりかっこいい!!やっぱり買っちゃおう!!」となり、
4日間聴き続けました。ちなみに今も聴いています。
奥慶一さんによるテーマは勇壮でほれぼれします!!
(ほれぼれする曲というのも珍しいと思いませんか?)
BGMとしては非常にメロディアスな曲が多く、楽曲としても印象的で
主旋律がはっきりして一緒に歌えるような曲が多い、と思っていたら
解説書に、そのような注文であった、と書かれていました。
またピアノが目立つ曲が多いな、と思っていたら、
ちゃんと解説書にピアノを弾いていらっしゃる写真が。
すなわち、ピアノ部分はご本人の演奏です!
作曲者ご本人の演奏が聴けるとより親近感が沸くので
私は好きです。
またこれも必須 勇ましい怒髪天作・歌の応援歌および
うって変わって寂しげな変奏も入っています。
こちらは純日本的なメロディですから。
熱い曲ばかりでなく クールな曲も入っていますよ。
とにかく非常に印象的なこの「アストロ球団」
ドラマを知らない方が聴いたらきっと観たくなると思います。