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ペーパーバック版 スティーブ・ジョブズ 1 上下巻とも読みました。 これまで、色々な著名人の伝記を読んだり、色々な方達の伝記映画を見たりして来ました。 それらは、多少、美化された作品が多いですが、このジョブス氏の本の面白さは、彼自身の弱さ醜さも含めて内容の正直さにあります。 大抵は誰も、自分の恥ずかしい過去を多くの人達に知って欲しくはないですが、彼は自分自身の全てをさらけ出してます。 それが、この本の魅力です。 野口英世やモーツァルトや旧約聖書の人物伝などもそうですが、偉人の物語の面白さは光だけでなく、影の部分も描いてるからだと思います。 ジョブス氏の人生からは反面教師にすべき事も含めて色々と学ぶ事が多いです。 読みごたえのある良書です。
The Presentation Secrets of Steve Jobs: How to Be Insanely Great in Front of Any Audience Steve Jobsの基調講演をビデオ等で見て、どうしたら同じようなプレゼンができるだろうと思った方。また、見よう見まねでやったが、しっくり来なかった方。そんな方々が読むべきなのがこの本だ。海外において、プレゼンをする際に、うまく内容が伝わる手法を私は模索していた。この本はその決定打の一つになると思う。また、海外向けだけではなく、国内/社内でのプレゼンにも役に立つと思う。特にプレゼンのシナリオ作り・表現方法は企画書作りや上司への効果的な報告にも応用できる。欲を言えば、Jobsにまつわる記述が少しだけ冗長な部分があり、前半読む気力が萎えてしまいそうになった。ただ、その前半の峠を越えれば、リッチな内容が詰まっている。英語ではあるが表現はわかりやすい部類だ。この本を読破し、うまく実施できれば、同僚には確実に差をつけることができるだろう。
シン・レッド・ライン オリジナル・サウンドトラック テレンス・マリック監督による、ガダルカナル島攻防戦を描く戦争映画のサントラ。作曲はハンス・ジマー。

ハンス・ジマーがこれまで手掛けてきた作品は、リズム重視の派手なスコア(音楽)が多く、それが彼特有のスタンスとして広く認知されてきた。しかし本作品はそれとは異なり、メロディーに力点を置いた叙情的なサウンドとなっているのが興味深い。

重く物悲しいメインテーマが何度も繰り返される様は、とても印象的で美しい。特に3曲目「Journey To The Line」は、そういった特色が一番良く出ており、抑え込まれた音の澱みが、メインテーマの繰り返しの中で静かに立ち上がっていく様子は、独特の高揚感がある。

アンダースコアに近い印象もうけるが、メロディーの主張がはっきりしているので、聴いていて退屈はしない。本作で試みたアプローチは、以後の「ラスト・サムライ」につながる、ジマーの新たな系統でもある。興味のある方は、ぜひそちらサントラと聴き比べてほしい。
10曲目「God U Tekem Blong」のネイティブなコーラスも秀逸。
全11曲、総収録時間約59分。


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