ママの恋人 陸奥A子名作集 (クイーンズコミックス)
実は少女マンガ時代以降のの陸奥さんの作品を読むのは、これが初めてだった。少し心配でもあり、期待も有った。絵柄は大人向けに、目は小さく、絵は全体に白っぽい。書き込みをあえて減らしているような印象すら受ける。クルマを小道具に使うのも変わらない。現実の大人がそうであるように、大人の女性の中に(かつてのあの芯の強い)少女達がいる。大事な人の死を作品にいれるバターンもなくなっていない(White Whisper)ママ(千春さん)は今のフランスあたりだとぞろぞろ現実にいそうである。案外今の日本にも結構いるのかもしれない。昔りぼんで陸奥さんや田渕由美子、太刀掛秀子にはまった世代の人達は、疑う余地なくすんなりはいっていけると思う。オールドファンのみならず、絶えず新しい人達にはいっていける力を持つ陸奥さんはやはりたいしたものだと思わざるを得ない。
陸奥A子コレクション 1 ハーパーの秘密 (YOUNG YOU漫画文庫)
これにはハーパーの意味とそれにまつわるお話が織り込んであります。ちょっと恋愛から遠ざかっているあなた(私?かも)呼んでいると恋愛をしたくなりますよ。
陸奥A子コレクション 3 紙のお月さま (YOUNG YOU漫画文庫)
まだまだ結婚にすらありつけない私ですが、この作品を読んで、こういう結婚もありだなあと思いました。主人公が出産を決めた場面、いい顔してました。暗い話になりがちなテーマですが、そこはそれ陸奥先生の独特の雰囲気でちょっと明るく、前向きにいろんな要素が混じった味わい深い作品です。
陸奥A子コレクション 4 記憶のダリア (YOUNG YOU漫画文庫)
陸奥A子さんの作品は、どれも絵がシンプル。
背景なんかもかなり省略(?!)されていますが、
その分、読ませてくれる内容です。
時にほろり、時にじぃ〜ん。
主人公はまっすぐなタイプが多く、
作者の心の強さや優しさが現われています。
30代以上の方におすすめのコミックです。
たそがれ時に見つけたの (陸奥A子りぼん名作選) (集英社文庫―コミック版)
クッキーを焼いたりお茶を飲みにいったり
お友達と手をつないであるいたりジュリーの話をしたりするのが楽しくて
すてきな男の子に憧れている平凡な女の子で十分なのですという先生が大好き
ばかばかしいといってしまえば読めないですが
こんなことに憧れている女の子はたくさんいたのです
そしていつまでもかわらずに持ち続けている女の子の心がなければ
男の人になんて幻滅してしまって結婚も出産も恋愛さえできないと思います
夢をこわすようなすてきじゃない男の人なんて好きじゃないです
クッキーを焼く幸せ、チェックのスカートをはく幸せ、ポニーテールにリボンをつける幸せ
陸奥A子のまんがっぽい容姿の男の子はそれだけで
まじめに仕事をして生活力があれば女の子にすかれて結婚できると思うくらい
つぼを押さえていると思います
わかってくださいお月さまがかわいくてお気に入りなのですが
私は運動神経が発達して背が高くてお勉強ができて頼りになるかっこいい人が好きです