灼眼のシャナII SPLENDIDE SHANAII Vol.3
来たのであります。(到着)
早速始めるのであります。(開始)
ここが気持ちいいのでありますか?(感度良好)
早く出すのであります!(発射!)
気持ちよかったでありますか?(ご満悦)
今回2万円頂戴するのであります。(レトルト資金確保)
また呼んでくれると嬉しいのであります。(再見!)
東京マーブルチョコレート -全力少年- Production I.G × スキマスイッチ [DVD]
むず痒いようななんとも言えないストーリーです。スキマスイッチの歌は良いですし作品に合ってます。是非一度観てください。
東京マーブルチョコレート -マタアイマショウ- Production I.G × SEAMO [DVD]
ひとつの小さな恋の物語を男と女、両側から描いて見せる連作OVAの女の子編。さすがプロダクションIGのメモリアル作品名だけあって、つくりは丁寧だし、キャストも手堅い。でも、ボク的なこの作品の見所、いや意義っていってもいいかな、それは「アニメだから出来ること、アニメなら出来ること」。
しょーじき言おう。この作品はあんまおもしろくない。地味。別に手に汗握る大活劇があるわけでもなく、壮大な物語があるわけでもない。ごくごく普通の、それもとってもとっても小さな恋の物語だ。たぶん物語にいつも触れてる人ならば導入部の5分で結末が分かる。そこで考えてみるといいんだよ。この同じ企画書をもし実写の制作会社に持ち込んだらどうなるか。もしそれで創ってしまったらどうなるか。たぶん歯牙にもかからないか、よしんば出来たとしてもB級ドラマにもなれずに消えていくことだろう。でも、これがアニメでは立派な作品になってしまう。実写では使い古されたネタでも、アニメというメディアで再発信されるだけで新しい装いに感じられて、それなりに見ることが出来る。これこそアニメの醍醐味じゃないのかなぁ。日常の風景がきれいに切り取られて、まったく違う夢の世界になる。見飽きた雑然とした街や無機質な工場群を美しい背景にしてしまう技術は庵野秀明や深海誠なんかが神業的なうまさを持ってるけど、そんな技術は別段こんな天才ばっかりじゃなくて、アニメっていうメディア全体が持ってる表現上の強みじゃないのかなぁ、って思うんだよね。もちろん実写映画もそんな部分がないではないけど、アニメっていうのは現実にある世界を一度アニメーターの頭に入れて、そこでこしとった世界をもう一度創り出すことなんだから、どんな世界を描くにしてもひとつの理想の結晶なのさ。だから、これはアニメだから見るに耐える作品、っていうのが正直なとこだなぁ。