ブレス・オブ・ファイアV ドラゴンクォーター オリジナル・サウンドトラック
オウガシリーズでおなじみの崎元さんと、クロノトリガーなどの光田さんが手がけているという事で、圧倒的な音の世界観は素晴らしいです。過去の作品とくらべるとキャッチーさは薄れたような感じ(ゲーム自体の世界観が暗いので)ですが、鬼束ちひろのテーマソングも入ってるので(ちなみに鬼束さんのアルバムでは、現在は初回版を中古でさがさないとアルバムバージョンしか聞けません)おまけで5点ということで。
ブレス オブ ファイア V ドラゴンクォーター
RPGの大作等で、「このボスを倒さなければ世界が破滅してしまう!」的な、壮大なストーリーのものもありますが、
プレイヤーはテレビの前で「ふーん」って感じで、当然の如く他人事なんですよね。
それは、たとえ負けてもやり直しができるし、
また、大変なのはゲームの中の話で、自分には関係ないから。
しかし、本作はそうも言ってられません。
途中で詰まると、そこでゲームオーバーで最初からやり直しです。
なので、ラストバトルなんかも汗でコントローラーびっしょりでした。
「絶対にこの戦いには負けられん・・・」と、感情移入しまくりです。
もはや他人事ではなく、実生活で費やした時間がかかってますから。
例えるならマリオ残機1の状態で毎日コツコツとステージを進めていき、2〜30時間かけてクッパに辿り着いて一発勝負とか。シャレになりません。
で、キャラクターもプレイヤーもくたくたになるような戦いを強いられたあとに見せられるエンディングといったらもう・・・
昔のゲームでは当たり前だった「どんなに進んでも負けたらそこでおしまい」というのが、RPGに組み込まれるとここまで熱中できるとは。
最近の「誰でもクリアできるように作りました」というゲームに物足りなさを感じている人にぜひ遊んでいただきたいです。
苦労に見合ったご褒美が待っていますよ。
フラ語入門、わかりやすいにもホドがある!(CD付・改訂版)
今年から大学生となり、第二外国語にフランス語をえらびました。
夏休みのあいだに、春学期分の範囲ぐらいは完璧にしたくて、
帰省に際しては、授業でつかう参考書もいっしょに持って帰っ
たのですが・・・
あ、頭に入らん!先生の説明がないと、使いづらいことこのう
えなし!
で、独習用にわかりやすいフラ語参考書を求めていて、アマゾ
ンで最初にヒットしたのがこれでした。
しかし、それまで本屋で実際にみてきた参考書に、なかなかぴ
んとくるものがなかったので、この本にもかなり懐疑的(中身
うすそ~だったので・・・)。
で、書店で実物をみたうえで、この本に決めました。この本の感動的な点。
それは、「詳し過ぎず、あっさり過ぎず」の一言に尽きましょう。
それまで見てきた参考書は、細かすぎるか簡単すぎるかのどっ
ちかでした。
細かすぎるものは、詳しすぎて(それでも初心者用でしたが)
夏休みの間に仕上げるには中途半端。そして、これまた頭に入
らなさそう・・・(そういう参考書は、たいてい黒一色刷りの
細かい文字)。
あっさりすぎるものは、大学の教科書程度につっこんで書いて
はくれず、本当に重要な部分をまとめているだけ。
私がこの本に対してもっていた懐疑心も、その点にあります。
ですが、この本を書店でぱらぱらめくって驚きました。
その軽そうな外見とはうらはらに、軽いだけではなく、けっこ
うきっちり中身がつまっているのです。
この薄さで、よくぞやってくれた!という感じです。
重要部分のまとめも見やすくなっているし、初歩をおさえるに
はいいんじゃないでしょうか?
ただ残念なのは、やはりCDがついていないこと。
フランス語独特の発音は、聴いておぼえるしかないので、CDが
ないのはけっこう痛いです。
けれど、それを差し引いてもよい本です。
おすすめします。