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グーグルで必要なことは、みんなソニーが教えてくれた
本書におけるソニー時代のエピソードとグーグル時代のエピソードはあまりにも対照的である。
親に反発してエンジニアとして入社したソニー,コンピュータやVLSIに対する遅れに危機を抱き,社内留学制度を利用して留学したカリフォルニア工科大学時代のこと,その後の,デスクトップPC事業担当,コクーン開発秘話,スゴ録開発エピソードのいずれにおいても,ソニーマンらしいこの人の反骨精神がよく表れているエピソードが満載である。その反骨精神のいずれもが,ソニーという会社をよくしたいという強い気持ちの表れからきているものだ。
特に,90年代後半からのインターネット時代の黎明期における,製造業としてのソニーの感覚がIT/インターネット企業に適応できていないという辻野さんの危機感には,強い納得感を覚えた。
同時に,ソニー社内にもちゃんとインターネット時代に求められる要素を理解して提言をだし,事業化を進めようとしている人がいたことも,事実を通じて理解できた。
例えば,完全なる品質よりもスピードを重視して製品を市場に出すコンピュータ会社としての感覚の重要さ,モノ作りとしてのこだわりではなくシステム・生態系としてのサービスやコンテンツを含めた完成度を重視しなければならないことを提言し,それらを事業として落とし込もうとした努力が辻野さんのキャリアから読み取れる。
私自身,その時期のソニーや盛田さん,井深さんという偉大な経営者への憧れは強く抱いているが,2000年以降のネット時代へのソニーの不適合に対する失望感は,全く辻野さんと同じような感覚だ。
それは自分が外資のIT企業にいるからであり,IT側のシステムアーキテクチャに関する考え方があまりにも日本得意の”モノ作り”とは異なる設計思想を持つ世界である事を実感しているからだ。
システムのスケーラビリティ,オープンさの重要性はコンピュータの発展の歴史過程からも,その設計思想の成り立ちからも明らかだ。この考え方に照らし合わせてみると,メディア媒体や仕様の規格戦争などで争ったり時間を書ける事自体がナンセンスなことであるのがよくわかるはずだし,出力装置でしかない端末・デバイスにしか目が届かずに,サービス・プラットフォーム全体の設計思想の観点がすっぽり抜け落ちているのが製造業の感覚であり,まさにそれが ITカンパニーではなく,AV機器製造業として成功したソニーの限界である。
辻野さんの取り組みは,この限界に挑み,打破しようとしてきた事であるが,それを評価できなかった事が2000年代に入ってからのソニーの限界なのだと思う。
グーグルでは,ソニーが超えられなかった壁等はじめから存在せず,辻野さんが描いていたネット時代に求められるスタイルのすべてがあった,というようなトーンで描かれている。
一方で,アメリカのグローバルカンパニーの一支社としての限界に関する記述も見られるのだが,その限界に対する闘志はソニー時代の辻野さんのような印象は受けなかった。
それは決して意思が弱まったという事ではなく,ソニー時代の怒りや危機感からくるエネルギーとは次元の異なるレベルの問題だから,そのようになってしまっているとも見受けられる。
個人的には,ソニーでのインプット・経験がどのようにグーグルでのアウトプット・実践につながっているのか,もう少しドラマティックに描いてほしかったようにも思います。
ただ,日本の製造業で働く人達に対して,今のグーグルが持っている感覚や雰囲気がいかに欠けているか,いかに違うかを伝える内容としてはよくできていると思います。
最後の提言,「初めから世界市場を視野に羽ばたこう」というのはまさにその通りだと思います。
グーグル,アマゾンがぶれないのは,はじめから地球規模での市場を作り,勝ち取る事を前提としたサービス,システムを設計しているからであり,それがコンピュータ,インターネットの本質でもあるからです。
盛田さんが持っていたソニースピリッツを,製造業の世界ではなく,インターネットの世界でも発揮できる人が多く登場する事を私も強く願いますし,私もそうなれるよう奮闘したいと思います。
小惑星探査機はやぶさ スノードーム (イトカワ)
珍しいスノードームのはやぶさと小惑星イトカワ。写真ではわからないのですが、中に入っているラメの色合いが大変すばらしい。たっぷりのラメが蒼、紺碧、金色、ピンクときらめき、振らなくてもドーム全体が青く輝いています。さながら全天球映像の星空のようです!部屋の明るさによって異なる雰囲気が出て、日光の下では地球付近、ライトの下ではイトカワ付近…なんて想像してしまいます。はやぶさとイトカワ自体の作りは甘く、手作り感のような風合いがあります。細かいディテールよりも雰囲気を味わう作品ですねww
ちなみに後ろにはペンを立てる穴が2つ空いています。私は紙で作ったロケットや、JAXAの先生にサインしてもらった時のサインペンを立てたりしています。手のひらサイズで場所も取りません。プラスチックなのでそれほど重くなく、割れる心配も少ないかと思います。
リッピーズロックンロール
映画グラキンクイーンで使われた曲集です。
ジャケデザイン&歌詞カードがかわいく
里穂ちゃんファンなら欲しいところでしょう。
DVDはREAL18の撮影合間の風景。
大人っぽくなったといってもトークを聴くと
やっぱり、まだ・・笑
飾らない素の部分が感じられて良かったです。
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