さくぼん―桜庭和志公式マガジン (Wanimagazine mook (170))
プロレスラー桜庭和志とのインタビュー(聞き手:山口日昇)16本と、「PRIDE」の試合やおふざけの写真もついてこの値段という、桜庭ファンであればまちがいなく買うであろうお得な一冊。さらには、おもしろ豪華付録(「スーパー紙おもちゃ」と「特製サクシール」と特製ピンナップ」)に、細かいミニ情報や、花くまゆうさくの漫画などもあり…とくれば、桜庭ファンならずとも手が出てしまうのではないだろうか。是非この機会に、桜庭をよく知らなかった人も、時代の最先端を行くこのプロレスラーに触れてみてほしい。
桜庭はよく知られているように、ゲームが好きで深夜まで興じ、酒が好きで内臓がおかしくなるまで連日飲み、緊張感もなくすぐにお昼寝をし、面倒くさいことは一切しないというような、こ!ァまでのプロレスラーのイメージとはまったくかけ離れている男である。リングに入場するときも、相手の意欲を削ぐようなおちゃめな格好であらわれ、それでいて、いざ試合が始まると集中力を発揮し無敵の強さを誇る。といっても、力づくで相手をなぎ倒すというわけでもない。摩訶不思議な身体芸術を披露するのである。
私はリング上での彼の動きを見るにつけ、「これは、スポーツ全体が自然と志向している<しなやかな>身体芸術の一つの流れなのではないか」などと大袈裟なことを考えてしまう。力道山から猪木を経て桜庭というようなおおざっぱな流れは、中西太から長島を経てイチローとか、釜本からカズを経て中田とか、白井義夫から輪島を経て畑山というような、熱い魂をもった筋肉質の選手から、クールな !脳と繊細でありながら鋼のような身体をもったプレイヤーへの流れを共有している。
というような厄介なことを抜きにしても、ここに収録されている桜庭の発言の数々は、無条件で腹を抱えて笑えるものばかりである。買うときにちょっと恥ずかしくなる表紙だが、プロレスにあまり詳しくない人が買っても、間違いなく満足することができるだろう。
贅沢なお産 (新潮文庫)
人気漫画家桜沢エリカさんが、自身の妊娠から自宅出産までをつづったエッセイです。
超有名病院での診察に疑問を持ち、自分の納得できる出産を妥協せず探していく姿勢にはとても共感が持てました。
出産本なのに、ご自身が好きなファッションブランドの羅列には、ちょっとへきえきですが、
自宅出産がどのようにして進んでいくのか、とてもわかりやすく書かれていると思います。
桜沢さんの漫画やイラストも盛り込まれていて、とても読みやすい本だと思います。
グロイザーX BOXセット1 [DVD]
この作品はなんといってもヒロインのリタにつきる!
なんか炎ジュンの肌が白くなっただけのような気もするが
ガイラー星人と地球人の板挟みで苦悩するミニスカ姿は 作画のつたなさを補って余りある
彼氏のはずの主人公ですら リタの心の支えにはならない
学校や病院 力なき者や若者ばかりを大量殺戮し 地球人を精神的に追い詰めるガイラー星人も嫌な感じで良い
ひなぎく見参!一本桜花町編 2 (BLADE COMICS)
「この作品こんなにおもしろかったっけ…」
と改めて思わされたこの巻。
漫画を読みながらこんなにジタバタしてしまったのは久しぶりです。笑
ふと、そういえばみねね先生は元は少女誌志望だったことを思い出し、納得しました。
夢幻斎が本当にかっこいい。今回特にかっこよすぎます!!
内容に関しては、相変わらず雰囲気は重く(でも暗くはない)、
日常を側面からゆっくり削がれているような張り詰めた展開、
あっさりしてるのに深いキャラの心情など、
全体にみねね節が炸裂しまくりです。上手く見せるなぁと感心してしまう。
怪盗花吹雪(後編)は結構ドタバタと明るくて、
なんだか懐かしいかんじがしました。笑
が、しかし。
この巻の紹介に「雛菊と剣の決着!!」という言葉があります。
どうみても決着はついていません。
伏線の回収もされない。問題も未解決。
「最終巻」という煽りではないということは、
いつか続きが読めると思ってもいいんでしょうか…
この続き(おわり?)方はつらいよみねね先生!
ああ!
大好きだ!
Mr.Children詩集「優しい歌」
ミスチルほど、歌詞を読んで色んな事を考えさせてくれるアーティストっていないと思う。
だからといって、メロディーで手を抜いている訳ではない。
そう思うと、「すごい!」の一言につきますね。
そして、この本は新旧関係なくストーリー別に詞が載っている本。
写真もあって、読めば読むほど味が出るし、アルバムの歌詞カードで
曲を聞きながらたどっていた歌詞とは違い、一つ一つのフレーズが言葉として
頭に入ってくるので、また違うとらえ方が出来ます。
ストーリー別だから、今自分が置かれている状況に合わせて
ページを開くっていうのも、いい手かもしれませんね。