ピペドン 1 (ビッグコミックス)
当初、細胞学研究室を舞台に美人だが極めてアクの強い汚ギャルのヒロインと真面目で気弱な後輩の絡みを描いたバイオSFラブ・コメディーかと思いました。
しかし、当代一の曲者漫画家、羽生生氏らしく、実は寒い逆セクハラギャグや特殊メイクを用いてまで韜晦した日常を送るヒロイン「瞼」の心の闇が思いの外に深く濃い為にサイコスリラー風でも有り、「瞼」が自身の研究目的と金の為に男性遍歴を繰り返すので、羽生生氏の作品中一番エロティックとも言えますがこちらも異常性欲絡みで万人向けとは言えず、バイオSF的な側面も本作の鍵となる主人公達の研究対象である「全ての細胞に分化出来るiPS細胞」が今後どの様に物語に絡んでくるかの複線を張りまくっている最中で、途中で挿入される研究取材に現れる編集者と漫画家の描写は業界漫画風、かつギャグとしても面白くないかと言えば決してそうでは無いと言うカオティックな内容で一筋縄では行かない漫画です。
怖い物見たさで購入致しましたが先の見えない展開に続きが気になります。
恋の門 監督ちゃんコレクターズ・エディション [DVD]
最初から最後まで笑いっぱなしでした
三谷監督のコメディもいいですが、個人的に松尾スズキが演出するこの独特のコメディのほうがセンスあると思います
とにかく頭からっぽにして見ましょう!
恋の門 スペシャル・エディション (初回限定版) [DVD]
基本は、一風変わった一組の男女の純愛と一人の男を加えた三角関係の行方。
恋愛映画としては、「絵」と「絵」で語り合うラブシーンなど微笑ましいシーンも随所に散りばめられてはいるが、こうしたシーンがずっと続くと思うと大間違い。次の瞬間には破天荒な映像に切り替わり、観るものを振り回し休ませない。一つ二つの感情だけでゆっくり見られるような映画ではなくバイタリティにあふれたラブコメ。と、言っても「ドタバタ」では無く一人の女性を巡る対決、父親との確執など微妙ではあるがストーリー性を一応きちんと持たせている。日本映画のラブコメとしては、こうした形は新しいのでは?
振り回されまくって終わったあとに「爽快」と感じるか「疲れただけ・・・」と感じるかはその人次第。好き嫌いが分かれる映画だと思います。ただ、今までのラブコメにありがちの「万人共通の笑い」を馴染みの無いサブカルチャーに対する「笑い」に摩り替えた分「プラス」の面が増えているのは否めない。
役者に関しては松田龍平の日常離れした奇妙な演技と酒井若菜のコロコロ変わる表情が好対照でバランスがよい。決して二人とも上手いわけでは無いが演技の相性がいいのだろうと個人的には感じた。ついでに酒井若菜のコスプレマニアは板についていて可愛かった。
只、万人に勧められる映画では無いですし、映画のバイタリティはDVDで家庭で見たのでは伝わってき難いかもしれないですね。
俺は生ガンダム (角川コミックス・エース 295-1)
木戸銭寺 淡白(キド センジ タンパク)なる主人公がガンダムになる
というか
俺はガンダムなんだと周りの迷惑顧みず無理やり進行するギャグ漫画
1stガンダム好きには最高に可笑しいストーリー展開と登場人物
ザク、グフ、ゲルググ、ジオン水泳部、etc、おまえら人か?な状態です
難しいことは考えずに読んで下さい、笑って下さい。
新ガンダムなんたらみたいな連邦、ジオンとは離れてしまった漫画やアニメよりも数倍楽しめるかと思います
作者羽生生純の視点と感性に脱帽です
板尾創路とピエール瀧の考える文化 ハチ公はなぜ剥製にされたのか?
ピエールと板尾という異色のコンビが毎回異なったテーマについて独自の見解を述べていく趣向。これを読むと意外なピーエル瀧の博識ぶりが堪能できる。奈良旅行のエピソードも織り込まれ、二人の言いたい放題の展開が非常に面白い。和服姿で決めるグラビアもあり、特にピーエル瀧は本当にイイ顔している!