O型のバロンドールリッチーちゃんの栄光の動画

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絵で見るある町の歴史―タイムトラベラーと旅する12,000年 図書館で児童向けの場所においてありました。
ヨーロッパのとある地域を原始時代から現代まで
歴史の移り変わりとともに生活様式の変わっていく様を精密な絵とともに表現しています。
個人的にこういう本には弱いです。
歴史。ジオラマのような細かくリアルな描写。宝探し。絵の中が動きそうな絵本です。
絵本には残酷な場面もあります。

真昼の暗黒 (岩波文庫) 全体主義国家(ソ連を連想させる)内部における人間性の問題を取り扱っている。
主人公はかつての革命の英雄。しかし現在の指導者に忠誠心を疑われ投獄。そのなかでかつての戦友や新世代(革命を闘っていないにもかかわらず、その正当性に疑問を挟まない世代)との対話の中で徐々に精神を削られていく。
最後はやってもいない罪を自白させられ、死刑台へ送られる。

徐々に精神を削られていく人間の心理描写が圧倒的。
また、その対話の中で「目的は手段を正当化するのか」など我々が生活の中でふと考えさせられるような問題を取り扱い、読んだ人間の心に深い感動をもたらす。
「類人猿は華麗に枝を伝って空中を舞い、地べたを這うネアンデルタール人を馬鹿にした。しかし、最も優雅であったはずの類人猿はネアンデルタール人によって淘汰された。我々の国民は今この過程にあるのだろうか。他国から最貧国として見下されても、この大虐殺と貧窮は進化の一過程にすぎないのだろうか。目的は手段を正当化するのだろうか。」

家族の勝手でしょ!写真274枚で見る食卓の喜劇 家庭のあり方を、食卓から探ろうとした本。食卓写真が大量に掲載。基本、2ページ写真で2ページ分析の構成です。労作だと思います。

最初のうちは、「えーっ」とか「そりゃまずいよ」とか、つっこみを入れながら読んでましたが、だんだんに笑えなくなる。
「省略される皿…」「焦げ付く揚げ物、水没する煮物」「週末はゆる飯」など、我が家の状況がそのままレポートされていではないですか。
普段慣れていると、「うちは正常な食事だよ」と思いこんでいても、客観的に見せられると、ちとナバイなと気づかされます。

特に、だんだんと怖くなってきたのは、自分の子ども達の世代には、いったいどうなるんだろうと想像したとき。将来、娘や息子の家庭の食卓を見たとき、自分には何も言えなそう。

この本の読後感がいいのは、(もちろん目的からしてそうなんでしょうが)自分を裁判官の立場に置いたような批判的な言葉が少ないこと。
同じ理由でと思いますが、だからこうしましょう的なことも、書いてありません。

さすがに広告会社の方の本で、「配合飼料」とか「勝手食い」とか「餌場」とか、状況に対するネーミングがとってもいいです。

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