色即ぜねれいしょん 【限定版】初回限定生産 [DVD]
面白かった只単純に。
主人公の青年の純粋さ人のよさが出ていてほのぼのした。
文科系でおとなしいかと思いきややるときはやる少年の行動にワクワクした。
自分はもう少し後の時代の人間だけれども、自分の高校生の頃と重ねてみる部分があり、懐かしさをそういう部分でも味わえる作品でした。
色即ぜねれいしょん [DVD]
いい余韻が味わえます。50代を意識してつくりましたねと
勝手に思いました。広い世代への「うけ」を狙わなかった
ことが味になっています。波乱万丈を予感させる出だしも
終わった見れば、どうしてどうして当時いかにもあった
ような青春話になりました。
ありあまる有名俳優陣が、一瞬だけ登場。
田口監督への敬意、友情でしょうか。
ばちかぶり姫―夜羽黙示録 (ヤングジャンプコミックス)
玄田行の名前改めた山本夜羽の短編集。
マンガは娯楽のためにある、と考えるとこのマンガを読む気はうせる。読むと、心の深い部分が抉られる気がする。行き過ぎた自意識が、精神のバランスを失って、世界にどこにも居場所が無くなって、崩壊しそうな不安感が際限なく示される。
大抵の物語は、世界が見捨てて居場所がない「こんな私」でも生きてていいんだ、というナルシシズムに回収されるのが現代日本のイマジネーションの基本。けど、ナルシシズムは、現実とぶつかって壊れる運命にある。その壊れた自分を抱えながら生きていく様が描かれていく。
高校時代の幻想の彼女を思い続け、現実の彼女に出会ってもその幻想から逃れられない『クレイジーフォーユー』枯れてしまった才能に絶望しながら才能ある女性に狂ったように嫉妬する『言葉は海、そして水の泡』
僕は、好きな作品です。書評に宮台真司さんが「この世には、不自由な人間だけが知る自由がある」というフレーズがお気に入りで、購入しました。
ばちかぶり ナゴムコレクション
92年にリリースされたナゴム・アゲインシリーズ『THE BEST OF BACHIKABURI』『THE WORST OF BACHIKABURI』2枚のCD全曲にボーナス曲を追加した復刻盤。本作では「妖怪人間ベム」等のカバー曲も無事収録されたので、完璧な復刻盤と言える。また初期作品には歌詞が掲載されていなかったが、今回はトモロヲ氏自ら書き下ろしという大サービス。ジャケは1st12"の蛭子能収の絵(髪の毛だけはトモロヲ氏が後でパンクスらしく描き直したらしい)の背景を、オリジナル12"の「金色」、再発12"の「黄色」から、今度は「銀色」に変更したものになっている。
DISC1は『THE BEST〜』+2曲という構成で、84年12月1st12"EP8曲+85年7月2nd7"EP4曲(+付録ソノ2曲)に加え、87年2月V.A.『子供たちのCity』から「未青年」、さらに未発表スタジオ音源「血涙」が収録された。こちらはパンク編なので必聴だ。ファンクへの過渡期の楽曲「未青年」はいつ聴いても傑作だ。
DISC2は『THE WORST〜』+2曲という構成で、88年2月1stLP『白人黒人黄色人種』7曲+89年8月3rd7"EP「SWIM」3曲に加え、90年6月V.A.『WILD DRAW FIVE』から「悪い噂」「自由自在(ピー・ウィー)」が収録された。こちらは言わばファンク編。
ただ、アナログ盤やナゴム・アゲインシリーズ及びV.A.のCD盤を1枚でも持っている人には、本作は2CD3,990円ということで、ボーナス曲目当てだけではなかなか手が出にくいかなとは思う。
ナゴム再生委員会とは全然関係ないが、メジャー・デビュー後の作品、トモロヲ氏のソロ作品等もそろそろ復刻して欲しいと思う。